海外では支払遅延が当たり前!?海外企業の期限内支払率に驚きのデータ!

2023/01/12

アメリカの大手企業情報提供会社Dun & Bradstreet(D&B)のパートナー企業が36の国や都市(日本を除く)の支払い振りを調査したデータが公開されています。

2020年の各国の支払い振りを分析したCRIBIS D&B(イタリア)の「Payment Study 2021」よると、期日通り払いの比率に国ごとで大きな差があることが示されています。
アジアでは中国25.2%、香港28%などが低く、台湾72.5%、フィリピン56%、タイ54.8%が高い傾向が見られます。
北・中南米では、アメリカが55.7%と半数以上が期日払いだったが、メキシコ48.8%、カナダ31%とアメリカよりも低い数字となっています。
ヨーロッパに目を移すと、北ヨーロッパでは、英国42.9%、アイルランド28.9%と低いが、デンマーク88.6%、ロシア73.7%、ドイツ65.1%と期日払いの比率が高い国が多いことがわかります。
一方で南ヨーロッパはフランス40.4%、イタリア35.7%、ギリシャ23.3%、ルーマニア13.12と北ヨーロッパに比べて期日内での支払払いの比率が低い国が目立つ結果となっています。
中でも同じイベリア半島に位置するポルトガルが16.4%に対し、スペインは44.1%で、隣国でも支払への認識が異なることがわかっています。また、アフリカではエジプトが33.7%という結果でした。
エリアごとに傾向があるわけでなく、国ごとの認識の違いによって大きく差が出ることが傾向として見えており、海外取引を行う際には注意が必要です。
ちなみに、日本企業を同等の基準で分析すると、期日払いは99%となっています。

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